全日本実業団選手権出場時

強豪の壁は厚かったです

実業団近畿大会

4番の重圧、緊張感と戦った!

2種類のソフトボール

革ボール(左) ゴムボール(右)


ソフトボール

ソフトボールと出会うのは、ボクシングを引退してから長い時間はかかりませんでした。

当時の勤め先に実業団チームがあり、名前は「三菱&ルネサス北伊丹」。

過去に全日本実業団選手権に数回出場経験のあるチームです。

しかしながら会社事情により新人選手が獲得できず、選手の人数も少なくなってきていました。

仲のよかった先輩に、「練習の人数が少ないから手伝いにきてほしい?」とお願いされました。断る理由もなかったため、軽い気持ちで「ボール拾いでしょ!いいっすよ。」と言いグランドに向かいました。そして出会ってしまったのです。

皆さんソフトボールに革ボールがあるのをご存じですか?当時の私はこう言いました「これ硬球やん!これソフトボールなん?」。大学以上のカテゴリーには「革ボール」「ゴムボール」の二種類があります。野球でいうと「硬式野球と軟式野球」みたいな感じですかね。

ルールは一緒ですが、革ボールとゴムボールでは打感やボールの弾み方が全然違います。

「これは面白い競技やな!」と、すぐに思いました。

当時のチームキャプテンの誘いが上手だったのでしょうね・・・。

そして「小学生の時に痛めた肘は痛くない!」「本気で人生最後に取り組む競技としてはいいかもな!」と思い、半年後に入団しました。

デビュー戦、「打順は8番、守備はレフト」でした。

しかし数年後には「打順は4番、守備はキャッチャー、副主将」と完全にソフトボールという勝負の世界に、「一生懸命」を注ぎ込んでいました。

「全日本実業団選手権」に近畿代表として出場もできました。

愛媛県に転勤になってからも地元の強豪クラブチームでプレー。

そして最後は試合中膝に大怪我を負ってしまい即入院・即手術。病院のベッドの上で「プロトレーナーになる」ことを決意しソフトボール選手を引退しました。

地元の三重県に戻り国家資格取得後に男子ソフトボール日本リーグチーム「三重ヴェルデウィン」と出会い、2023年には「全日本クラブ選手権」そして「日本リーグ制覇」の2冠のタイトルを獲得しました。

 

チームトレーナーとしてですが「一生懸命」取り組んできた競技で、日本の頂点に立てたことはこの上ない喜びでした。そして人生において様々な出会いに感謝しかありません。

盟友 池田泰一朗選手(前キャプテン)

現津西高校野球部  部長

悲願の「男子日本リーグ制覇」

すべての出会いに感謝です