森岡和則会長(写真左)

プロボクサー丸田陽七太選手(写真右)

※森岡ボクシングジムにて

日本フェザー級タイトルマッチ

ノックアウト勝利の瞬間

 

第65代  日本フェザー級チャンピオン

丸田陽七太選手

※後楽園ホールでの試合後


ボクシング 

バレー引退後数年間は自身の趣味のサーフィンや娯楽を楽しむが、どこかに物足りなさを感じていた。知人の誘いで東京後楽園ホールにてボクシングの日本タイトルマッチを観戦。その時受けた衝撃的な光景が、何か自分のくすぶっていた心に火をつけた。

数日後兵庫県川西市にある「森岡ボクシングジム」に入門。アマチュアボクサー選手として活動させていただきました。

アマチュアボクサーとしてスパークリングや試合にも出場していました。

ある年の秋のこと。年末に「プロテスト」の受験にGOサインがでた。その前に社会人アマチュアボクシングの最高峰「全日本社会人選手権」に挑戦し、兵庫県予選にて善戦はしたものの元強豪大学出身の選手にダウンを2度奪われ判定負け。

初黒星・・・。「ここで負けるかー」と「自身の自信が打ち砕かれ」、心まで折られた。

そしてあれだけ毎日通っていたジムに顔を出さず、しばらく考えた結果ボクシングを辞める決断をした。その旨をジムに報告にいくと、当時の会長でオリンピックメダリスト故森岡栄治会長が「お前はプロになるには優しすぎる。」「プロはボクシングが上手いやつが勝つんとちがうねん。強いやつが勝つんや。」「お前はボクシングは上手いかもしれへんけど、強くはないわ!プロには向いてない!」と言ってくれました。何か自分の心の中のつっかえが「すぅーっと」取れました。そして最後にいっていただいた言葉は忘れません。「俺は一生懸命する奴がすきなんや!せやからお前のことも嫌いじゃない。いつでもうちのジムに遊びにこいよ!」と言っていただきました。

 

自分自身が「一生懸命やれてたんやな!」と思えた瞬間でした。

最高の誉め言葉をいただき、目に涙が滲みました。ボクシング「引退」。

 

今になっておもうと現在の「我流」を貫くスタイルや「人間力」は、「森岡ボクシングジム」で造られたのかもしれませんね。

森岡和則会長、森岡良浩トレーナーは私が常にリスペクトしている存在です。

アマチュアボクサー時代の私の写真(試合前日11㎏の減量後)

 大会での試合の様子。白いユニフォームが泉貴博です。